2020年度 明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 卒業論文
abstract: 
 料理にも様々なアレンジレシピがあるように, コーヒーにも挽き具合や抽出メソッド, 時間など様々なアレンジが存在する. これまでそのアレンジの共有はたくさん行われてきた. しかし, 「蒸らし時間30秒の間にお湯を50cc注ぎ、20秒待つ」といった粒度の細かいアレンジは共有できていなかった. また, 共有しても抽出の再現性が担保されていないため, 共有されたレシピで必ずしも狙った味わいのコーヒーを抽出できるとは限られなかった. そこで本研究では, 抽出の再現性を担保し, 様々な粒度の細かいアレンジを評価ベースで共有し, 派生することを可能にするプラットフォーム, CoffeeHubを提案する. CoffeeHubはコーヒーメーカーを用いたレシピの作成・編集・共有・クローン・抽出の実行ができるWebアプリケーションである. 本論文では, 市販のコーヒーメーカーに適用可能なレシピ形式やシステムについて検証・実装し, 実際に抽出されたコーヒーの再現性をTDS濃度計を用いて検証した上で, 実際にレシピを派生し, CoffeeHubの有用性を検証する. また, TDS濃度と実際の風味評価の差分や今後可能になる展開, ユーザの感覚的な抽出への貢献などについて議論する. 
スライドURL: coffeeHub_slide.pdf

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